香水について

香水が好きで、ルームフレグランス作りをすることになったので、香料について調べてみようと思う。

香水の基本

香水は、香料とエタノールと水で出来ている。香料を混ぜて、エタノールと混ぜた後、水を加える。

種類は、パルファム、オーデパルファム、オーデトワレ、オーデコロンがあり、持続時間が6時間以上、5時間ほど、3時間、1時間となっている。

トップノートは5~10分で感じられる香り、ミドルノートは30分~2時間で感じられる香り、ラストノートは2時間以降に感じられる。

作り方は、まず作りたい香水のストーリーを決める。次に使用する香料とその配分を決める。トップノート15% 、ミドルノート30~70% 、ラストノート15%~55%が基本的な配合らしい。一般的にトップノートには柑橘系やグリーン系など揮発しやすい香料を使い、ラストノートには、動物性香料や樹脂系など持続性のある香料を使う。ミドルノートにはそれ以外を使えばよい。

次の項目から香りのタイプを香調(ノート)ごとに記述する。

1 シトラスノート

ベルガモット、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ライム、ゆず

爽快感、リフレッシュ

2 フルーティー

ペア―、ベリー、ピーチ、ライチ、フィグ

甘い

3 グリーン

カシスの葉、ガルバナム、グリーンティー、マテアブソリュート

葉の青みや苦さ

4 アロマティック

ラベンダー、ローズマリー

癒し

5 フローラル

バラ、マグノリア(木蓮)、ジャスミン、オレンジブロッサム、リリー(百合)、チューベローズ(月光花)、スズラン

女性らしさ

6 ジプレ(複合ノート)

ベラブダナムやオークモスにローズ、ジャスミン、パチュリ(シソ科)を合わせる

幻想的、レトロ

代表作:ミツコ

7 フゼア(複合ノート)

ラベンダーにクマリンやトンカビーン、パチョリ、ゼラニウム、ベチパーを合わせる

頼もしさ

代表作:フジェール・ロワイヤル

8 マリン

ディメトールやジヒドロミルセノール、アンバーグリス(竜涎香)

解放感

9 ムスク

雄のジャコウジカの香嚢からの分泌物を乾燥、今は合成ムスクでアルデヒド

石鹸、清潔感

代表作:N°5

10 グルマン

合成香料エチルマルトールにパチョリでチョコレート、他にもキャラメル、プラリネ、ミルク

お菓子の甘さ

代表作:エンジェル byミュグレー、 ワサンボン

11 スパイシー

シナモン、クローブ、ペッパー、ナツメグ、カルダモン、サフラン、コリアンダー、ジンジャー、クミン

大人っぽさ

12 ウッディ

サンダルウッド、ベチパー、シダー、パチュリ

懐かしさ、落ち着き

13 レザー

バーチタール(白樺)、イソブチルキノリン、カストリウム(ビーバーの分泌物)

カッコよさ

14 オリエンタル(複合ノート)

バニラ、パチュリに様々なスパイス

エキゾチック、魅惑な

15 アンバー(複合ノート)

琥珀(松やにの樹脂)をアンバーという

アンバーグリスはマッコウクジラの排出物

今はベンゾインやラブダナムなどの樹脂(他ミルラ、フランキンセンスなど)にバニラ

セクシーさ

16 パウダリー

アイリス(あやめ)、カモミール、ヘリオトロープ、ミモザ、トンカビーン、アルデヒド

代表作:サムサラ(ゲラン)、夜間飛行(ゲラン)、フルール ドゥ ポー(ディプティック)

17 アルデハイド

アルデヒドc-10,11,12

ねっとりと鼻に残る脂肪臭

都会的

代表作:N°5、ミツコ、カレーシュ

思ったこと

この香水は何ノートと断言できない時があるので、細かい分類は気にしすぎないでよいと思った。それぞれの香水でどのような香料が使われているのかなどを楽しめばよい。それを理解した上で、その香水がどんなノートかの分類に当てはめることは、楽しみ方のひとつであると考えられる。自分はどのノートの香水が好き嫌い、いつどこに誰と会うときどんなノートのものを付けていくか、このノートの中だったらこの香水が好きとか。。。

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